東京生まれ東京育ちが静岡の田舎で社会人生活を始めてみた、という話

次は私が社会人一年目で静岡に配属されたときの話。

 

私は東京都生まれで大学も都内の私立大学を卒業したので、1年の留学期間を除けば東京以外の地で生活した経験はありませんでした。

 

当然方言にも馴染みがない標準語族なので、大学で知り合った友人が方言を話すのを聞いては「面白いなあ」と文化の違いを楽しんでいました(馬鹿にはしてません)。好きです、方言。

 

そんな自分も大学を卒業して静岡県の老舗の会社に就職、最初の配属で浜松市の隣の隣くらいの街の部店に配属になりました。大学を卒業してはじめての街で一人暮らし開始。(こういう人結構いますよね?)

 

はじめての地方生活、はじめての社会人生活、はじめての朝礼、はじめての新人歓迎会、はじめての「朝会社に来たら郵便物と新聞をそれぞれ先輩の机の上に置いておくように」という習わし。

などなど何もかも始めてづくしです。

 

先輩には元気よく挨拶、一ヶ月の現場見学と毎日の「気づいたこと」をノートに書いて上司に提出。17時には帰宅。近所のスーパー「ピアゴ」でお弁当を買って食べて、テレビを見ながら東京の彼女に電話。夜は早めに就寝。

 

毎日毎日会社に行くだけで緊張していました。最初の頃は気張るあまり、朝はテンションを挙げなければ、とEDMメドレーを聞きながら小走りで出社していました。

「元気の出る曲」とかYoutubeで検索しまくってました。

 

だんだん仕事は忙しくなるし、上司にはほったらかしにされるし、何もかも自分で覚えて大変だったし、現場のおじさんとは喧嘩もしたよ。

 

でも何より大変だったのは、、、、

 

孤独だった。寂しいんだあ。

 

夜、一人なんだよ。飲みに行く友達も数少ない同期がいるくらいだし、夜飲みに行くとこもわかんねえし。そもそも車持ってねえとどこも行けねえし。

 

東京時代は、六本木のクラブ遊びを覚え始めたり、ハロウィンに渋谷で仮装やってみたり、エセパリピ始めてた24歳のぼく。

 

星がキレイで秋には虫の音が聞こえる、空気もきれいなところでしたよ。環境はいい。でも、僕はEDMが恋しい。女の子とワチャワチャしたい。

 

ということで仕事は楽しくなって現場の人たちとも、"仲間!!"て感じになり始めていましたが、2年経たずに東京の会社に転職してしまいました。

 

これから地方の会社に就職する、あるいは地方勤務の可能性があるという、東京出身の方は、自分がどういう生活をしたいのか、どこで誰とどんな毎日を過ごすのが幸せか、というのを考えるとよいかもしれません。

 

SHOWLOOMの前田裕二さんは、就活のときに自己分析をノート30冊になるまで行った、と本で書いてました。

 

多くの人にはおそらくそこまではできませんが、

・自分自身がどういう生活を好むか

・どういう毎日を望んでいるか

というのはできる限りリアルに想像してみた方がいいのかもしれない。

 

その辺りのぼくが自己分析を行った話、遅まきながら自分を見つめたときの話についてはまた今度書ければと思います。