加賀のイタコ(山代の母)に除霊してもらった話②
前回のつづきです。
いろいろあり彼女に振られ、仕事もだめになったぼくは、自分を探しに石川県に旅行にいきました。
行きの新幹線の中で山々を眺め、シウマイ弁当を食べながらぼーっといろんなことを考えました。
さあ休みだ。東京からも離れた。何やろうかなあ。
でも思いつかないんですよね。
そもそもオレ何が好きなんだったけ?と考えても思いつかない。
好きなもの、いくら考えても思いつかない。
女子大生しか思いつかない。
"これがやりたい"が思いつかなくなっている自分に気が付きました。
思えば半年前くらいからこういう状態だった自分をそのとき発見しました。
彼女とデートしていても、どこ行こう何食べよう何して遊ぼう、が全然思いつかない。フラれた理由がだんだんと分かってきました。
ホリエモンがいうところの「欲望する力を失っているバカ」になっていたわけです。
(『バカとつき合うな』に書いてました。)
そんなことを一人で新幹線の中で田んぼを見ながら考えていると、少しだけ頭がスッキリしてきました。
そして金沢駅に到着。
車で迎えに来てくれた先輩(石◯さん)と合流。約二年ぶりの再開でした。
先輩に連れられて車で富山県観光に連れて行ってもらいました。
寿司は美味いし景色はきれいだし先輩は優しいし、少しづつ嫌なこと忘れて元気を取り戻しはじめました。
「富山県に世界で一番美しいスターバックスがある」と言われ連れて行ってもらいました。
川に面したスターバックスです。
川沿いのテラス席でソイラテを飲みながら悩み相談しました。
開放感があって水辺ですごく気持ちよかったです。
とりとめもなく話していると先輩が思い出したようにこう言いました。
「加賀にイタコがいるんだけど興味ある?」
!?
あります!興味!あります!需要!
先輩によると、よく当たると北陸では評判のイタコ(占い師)が加賀にいて、仕事や結婚の相談など聞いてくれるらしいと。
「これ、電話番号」と先輩からメモを渡されました。
この鼻が大きいおばちゃんが加賀のイタコらしいです。
先輩からの前情報をまとめると、以下のような感じでした。
・お店などがあるわけでなく、おばちゃんがアパートの自室で一人でやってるだけ
・ホームページなどもなく電話番号等公開してないので、人の紹介でないとたどり着けない
・遠方から何度も通う人もいるとかいないとか
・石◯さん自身は、奥さんと一緒に行って奥さんの方がぼろくそ言われて泣いちゃったとか。特に女の子には厳しいらしい。
・ただ、仕事の状況とか過去のこととか言い当てられて、結構驚いたそうな
・とはいえ、「みんなに同じこと言ってるんじゃないの?」と疑い、何人かの知り合いにも試させたところ、みんなに同じことを言っていないことは確認できている
・さらに確認のため、石◯さん夫婦は何ヶ月か空けて2度訪れたそうですが、(フルネーム等個人情報は聞かれないため)覚えている様子はなく、しかし、前回言われた内容と矛盾はなかった
・石◯さんがお世話になってるという地元の商売で成功してるという、人を見る目があるおじさんによると、「あれは本物や」とのこと
ここまで話を聞いてかなり興味をそそられましたが、
電話しても出ないこともあり、見てやる必要がある人かない人かを(霊感で?)電話越しに判断しているとのことでした。
「だから、電話に出なかったら今のお前には必要ないということだと思えばいいよ」(石◯さん)
どんどんオカルトが強くなっていくな。
とのことだったので、少し迷いましたがエイヤと緊張しながらかけると、、、
留守番電話でした。
しかし15分後。。。。
なんと、折返しの電話が。イタコからの着信
果たしてイタコはどんな声なのか?
緊張の一瞬です。
というところで、長くなったのでここで一旦切ります。
つづきはまた次回。(今回はちょっとだけおまけがあります)
<おまけ>
ちなみに、今回の"旅の歌"(旅行中に何度も聞く歌)はこれでした。
「長い旅行に必要なのは、大きなカバンじゃなくて、口ずさめる一つの歌さ」(スナフキン)
『踊ろうマチルダ』マジかっこいいのでおすすめ。
去年の紅白にも出てた竹原ピストルが好きな人なら好むのではないでしょうか。
一回生で聞いてみたい、どっちも。
この歌 気に入りすぎて帰りの新幹線で替え歌を作りました。
最後に聞いてください(読んでください)。
『踊ろうマチルダ』の替え歌で『踊ろう石◯さん』※石◯さんは先輩の名前
作詞:カリメロ
作曲:調べたけどわかりません
人生に迷ってる28の今日
かがやきに乗っての 旅立ちだった
自分を探しに金沢まで来て
カッコいい大人に世話になってる
行こう石◯さん 口ずさみながら
目的地までは程遠い
踊ろう石◯さん くちずさみながら
道にはぐれて抜け出せない
人生に迷ってる28の今日
インプレッサに乗っての旅立ちだった
大きいものみればって何かを期待して
ずぶ濡れの黒部ダムに人生相談
行こう石◯さん 口ずさみながら
目的地までは程遠い
行こう石◯さん 口ずさみながら
道にはぐれて抜け出せない
人生に迷ってる28の今日
加賀のイタコまで足を運んで
首なしの霊が憑いてるって言われて
数珠首から下げて人生相談
行こう石◯さん 口ずさみながら
目的地までは程遠い
行こう石◯さん 口ずさみながら
道にはぐれて抜け出せない
人生に迷ってる28の今日
高卒ホストあがりの飲み屋の親父
血肉の通った言葉で夢を語る
自分の不甲斐なさに涙が出てきた
行こう石◯さん 口ずさみながら
目的地なんてどこにもないさ
踊ろう石◯さん 踊ろう石◯さん
道にはぐれて抜け出せない
人生に迷ってる28の今日
はくたかに乗って東京へ帰る
「俺は、周りの人に恵まれてる」って
言ってるアンタが一番かっこいいんだけど
行こう石◯さん 歯食いしばりながら
目的地までは程遠い
踊ろう石◯さん 悩み迷いながら
道にはぐれてしまわないように
らららら ららら らら らららら
らららら ららら らら らららら