ワンピース(ONE PIECE)好きは『ONE PIECE STRONG WORDS』を読まなくてはならない。

みなさんはワンピース(ONE PIECE)好きですか?

海賊王になりたくないですか?

ぼくはなりたいです!!!

 

高校の友達と久しぶりに集まって話すことといえば、、

 

そう、最近のワンピースですよね??

 

鳥貴族に入って席ついて「とりあえず生と枝豆」のあとは、

 

「いよいよ、やっと!ワノ国入ったな!!ビッグマム編なげえよ。ゾロ出ねえし。」

 

「カイドウ空から降ってきたよなあ。空から地面に落ちても死なないし。やべええ!!ルフィどうやって倒すんだよマジでなあ!!パンチで倒すんか?マジで?」

 

「先週びびったマジで、龍!龍て!そうきたかあー」

 

「鬼ヶ島だから鬼の能力かと思ってたわ」

 

「鬼の能力ってなんだよwww」

 

(以後、朝まで続くワンピース談義)

 

ってなりますよねえーー

 

みなさんもそうですよね?

久しぶりに会ったら最近のワンピースの話する友達いるでしょ?いないの??

 

平成を生きる健全な日本男子たるもの、ワンピースに興奮しない人は人口の1%に満たないでしょうね(ウソですよ。アンチたくさんいるのわかってますよ)。

 

普段漫画読まないウチの親父(昭和30年生まれ、63歳)でさえ、ワンピースは(西郷どんの次に)面白いって言ってますからね。

 

 

ワンピース好きが集まると、永遠に盛り上がれるトピックっていくらでもありますよね。

 

たとえば、

食べてみたい悪魔の実は? ←これはマジで本当に盛り上がる。話が終わらない。

 

やっぱりロギア系?ゴロゴロ(エネル)、メラメラ(エース)、ピカピカ(黄猿)。

普通に考えて超強いですもんね。

ゴロゴロはいいよなあ。マクシムとか実質永久機関だし。もっと使い途あるよな、あの能力。

 

スケスケ(アブサロム)とかメロメロ(ハンコック)で夢を叶えちゃいたいという人もいるでしょう。エロは満たされても、泳げなくなりますけどね。

 

マネマネ(ボン・クレー)も便利だし、チユチユ(マンシェリー)とかもむちゃくちゃ便利ですよね。

 

ゾオン系はバトルでかっこいいんだけど、現実にはいらないかなあ?キリンとかヒョウとかになってもね?

 

いやいや、やっぱりルフィのゴムゴムでしょ?とか、

「人と成る!(どーん)」ヒトヒトの実とか? いやそれはねえだろ。

 

 

ぼくは考えるたびに変わるんですけど、

今の気分はフワフワの実(金獅子のシキ)ですね。飛べるし。世界中のどこでも行けちゃいますよね。

ちなみにドフラミンゴが空を飛んでる理屈は、読者全員納得いってないですけどね。

 

 

他には。。。

 

 

最強キャラはどいつだ? ←未だにドン・クリーク最強説をとなえてる友人がいます。

 

強キャラの能力予想。 ←今だとカイドウとかシャンクスとかですね。

 

ひとつなぎの大秘宝ワンピースってなんだろね? ← ネット上にもいろんな考察がありますね。

 

どの海賊団に入りたいか? ←麦わらの一味以外でお願いします、とかにすると結構盛り上がる。

 

などなど、本当にワンピースは面白い。

一人で読んでも面白いけど、コミュニケーションツールとしても超楽しい。

 

 

 

そんなワンピース談義が大好きな皆さんに是非おすすめしたいのが、こちら。 

 

ONE PIECE STRONG WORDS』上下巻

および

ONE PIECE STRONG WORDS 2』

どーん!! 

 

shinsho.shueisha.co.jp

shinsho.shueisha.co.jp

 

「本書は巻一から巻六十一にわたるその長い航海の過程で生み出された珠玉の言葉をテーマ別に選んだ。」 (HPより一部抜粋)

 

つまりワンピース名言集ですね。

数々の名言がそのコマとともに紹介されていてワンピース好きならコレ自体もすごく面白いんですが、

もっと面白いのはあとがきです。

 

あとがきは内田樹先生という方が書かれています。

 

内田 樹(うちだ たつる、1950年9月30日 - )は、日本哲学研究者コラムニスト思想家倫理学者、武道家合気道家、凱風館館長)、翻訳家神戸女学院大学名誉教授京都精華大学人文学部客員教授。」(Wikipediaより抜粋)

 

この方は大学の先生で、ユダヤ思想の研究をされてたり、思想家でもありますし、武道家合気道の達人)でもある方です。

 

『日本辺境論』とか『私家版・ユダヤ文化論』とか『街場のアメリカ論』とかはぼくも大学生の時に読みました。売れた本が何冊もある、けっこう有名な先生かと思います。

 

この方の文章はとても読みやすいんです。

でもそれでいて、何かすごく難しくて高尚で重要なことを語っているような気にさせてくれる。

大学生のぼくが読んでも分かる文章で、

「オレは今すごく難しいことを考え、読んでいる。そんなオレってインテリだな。」

という気分にさせてくれました。

 

そんな内田樹先生が、ぼくらのワンピースを語る。しかもたっぷりと50ページ近く。

 

どんな内容かというと、ざっくり以下のような感じ。

 

・なんでゾロとサンジは、ルフィほどは強くないんだろう?その差は何かというと。。。

 

 とか

 

・ルフィとゾロが出会った時点では、ゾロの方が強かったんじゃないか。だけどその後のルフィの成長スピードにどこかでゾロはついていけなくなった。その理由は…

 

 とか

 

・(物語的必然として)麦わらの一味のメンバーでこれから先の物語で最強になるのは、ルフィでもゾロでもなく…

 

 とか

 

・海賊王とは、いわゆる王ではない。領土もないし王冠もない。ではルフィが目指す海賊王とはなんなのか…

 

 とか

 

・ワンピースのプロットを一言で表すなら「◯◯のために」

 

とか

 

・ワンピースが面白いのは、面白い物語の王道的ストーリーだからである。例えば『七人の侍』や『オーシャンズ11』ともよく似ている。その心は…

 

とか

 

・武道的観点でいうと、修行ってこういうことで。だからゾロは。。

 

とか

 

・ルフィは行動や言葉に一切の迷いがない。それはなぜかというと、ルフィって敬虔なユダヤ教徒と同じで…

 

などなど。

 

ワンピース好きなら誰でも胸踊ってしまう読み応え満点の考察がたっぷり。現物を見ればわかるのですが、あとがきだけで50ページ近くの大ボリュームです。

 

ネットの考察議論とはひと味違う(それも楽しいんですが)本物の思想家が、独特の切り口でワンピースを論じています。

物語論的だったり、武道の観点や、宗教の観点などなど。

 

本物の思想家の、本物のワンピース考察。

 

ぼくも何回読み返したかわかりません!

 

はっきり言いますけど、ストロングワードの部分(ワンピース名言集)よりあとがきの方が面白い!

ボリューム的にもクオリティ的にも、買って損はしないです!

(アマゾンで上下巻で5円とかになってました笑)

 

ワンピースの話しながら友達と朝まで酒飲める人なら必ず楽しめます!

 (いっぱいいるでしょそういう人)

 

おすすめです。

 

海賊王におれはなる!!!!