就活に悩む女子大生に送る言葉
先日友達連中で飲んでるときに、その場にいた一人の女の子(女子大3年生)がとつとつと語りだしました。
就活に不安を感じていること、何をやりたいか漠然としかわからないこと、自身が持てないこと。
自分自身も学生で就活をしているときに、まっっっっっっったく同じように悩んだので少し偉そうですが以下のようにアドバイスをしました。
「"人の言うことは聞かない"」ということ。
もういい年なのでこんな子どもじみたことを書くのも嫌なのですが、馬鹿な就活生のときの自分は就活をした時に痛烈に感じました。
「ウチの親って世の中知らないんだな」
よくも悪くも、どこかで父親ってもう少し頼りになると思ってしまってたんですね。
(いや、それ以前に自分自身が世の中分かっていないから悪いのですが。)
父親ってなんだかんだで社会経験も何十年もあるし、私の父親は記者の仕事をしていていろんな人に取材している。
世の中にはどんな仕事があって、どういう働き方してるか、とかわかりそうじゃん?
少なくとも大学生の"ぼく"はそう思ったんですね。
逆に考えれば、自分が親になって20年後30年後、自分の息子が就職活動しているとき、「お前にはこんな職業が合うんじゃないか?例えばこの業界はこういう仕事で、こっちの業界は。。。」くらいある程度具体的にアドバイスできるようになってる気がするじゃないですか?
20歳過ぎて精神的に自立してない自分が悪かった、という話でしかないんですが、
とはいえ、程度の差はあれど口出さないでくれるわけではないでしょ?
だけど、社会人になって会社を2社経験してわかったことですが、ウチの親が特に悪かったわけじゃなかった。
どの大人も分からないということが分かった。父親も、就活で無双したらしい先輩も、ob訪問先の社員も、会社の人事も大学の先生も。
みんなわからないんですよね。
自分が何をやりたいのかも多くの人は分からないのに、自分以外の人間の職業適正なんて判断できるわけないんです。
自分自身で長い時間考えなければ分からないことだし、自分以外の人のことを何日も何週間も真剣に考えてくれる、そんなに暇な人は普通はまわりにいません。
それに、誰だって知っていることしか知らないわけで。自分が経験したことしか経験していないので。
田端信太郎さんが言っていましたが、
「(進路選択という話題を)バイアス抜きに語れる大人は存在しない。」
ということです(記憶を頼りに書いたので正確な言い回しではありません)。
時代も変わるし自分も変わる。どの選択がいいかは、誰にも分からない。
だったら周りの意見はシャットアウトして自分に向き合うのが最も正しい結論に近づく。
以下の本にこういう一節がありました。
「意思決定は、最も情報を持っていて最もコミットしている人間が行うべきだ。それが意思決定の本質だ。」
(これも記憶ベースなので文言は正確には違います)
『転職の思考法』北野唯我
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DCLSV6H/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
言われてみれば当たり前ですよね。でも自分で意思決定できないことが多いと感じました。
結論、自分が思うようにやればいい。とりあえずやってみてから考えよう。失敗なんてない。大したことじゃない。違ったらやめればいい。
取り返しは、つく!いつになっても!
ということではないでしょうか。
まあ、なんの役にも立ちませんが。